これぞ深山幽谷！と言う所に露天風呂がある。なみなみとした大きな露天風呂は蛾々たる山が迫り、一方眼下には鬱蒼とした針葉樹の大木が生い茂る。ガスるとまるで水墨画の世界だ。この小さな山岳宿は紅葉時期が特に有名だ。今年度も既に一杯であるが0月10日のみ1室空いていたので慌てて予約した。
　 改めて紅葉の季節に行ったが、行っただけの価値があった。雄大な景色の中で乳白色の湯につかり、アマローネのベルターニをゆっくりと飲んだ。また米沢では藩の財政改革を実行した上杉鷹山公の殖産政策を見学した。帰りには予てより気になっていた米沢牛を「大河原」で食べたがその名に違わず美味しかった。