勝浦温泉  ホテル浦島
団体用の露天風呂
和歌山県東牟婁郡那智勝浦町勝浦  TEL:07355−2−1011
  このあまりにも有名な温泉は多くの団体をスムースにこなしている、将に温泉企業だ。ここには大露天風呂があちこちにあるが何しろ館内が広すぎて寛いだ時間を過ごすことができなかった。次には小人数で山上館に泊まり、山上の露天風呂で、ゆっくりと港の夜景や月を眺めてみたいものだ。

▲那智大社のご神体は滝そのもの
 
▲忘帰洞                           ▲幾つもの露天風呂
マルロー神聖な滝に心打たれる
 フランスの作家で、美術評論家、政治家としても活躍したアンドレ・マルローは1974年の来日時、国宝「那智滝図」(根津美術館)に魅了され、わざわざ本物を見に熊野まで出向いた。

「アマテラスだ」。那智の滝(和歌山県那智勝浦町)を見上げて、フランスの作家、アンドレ・マルロー(1901−76年)はそうつぶやいたという。あまりに神々(こうごう)しい姿に日本の神を連想したのだろう。

氏は那智の滝の前では、「ヨーロッパにも滝はあるが、ロマンチックなアクセサリーに過ぎない」とか「めったに私は自然というものに感動させられたことはなかったが…」と言ってから、立つ位置を変えながら滝に見入った。そして、「アマテラス」の言葉が口からもれた、とのこと。