山形県の文化遺産 |
山形路を訪ねて 写真が撮れれば当本の表紙を飾る写真として最も相応しいのであるが、信仰の対象であるから撮影禁止である。また、芭蕉も「奥の細道」で「そうじて、比山中の微細、行者の法式として他言を 禁ず。よりて、筆をとどめてしるさず」として御神体については一切記していない。しかし、阿闍梨に求められて次の句を書いている。 |
湯殿山の神を参拝するために身を清める場所であったと思われる。 |
酒田の米倉(山居倉庫) この庄内米を入れる米倉は今でも使用されている、活きた民族遺産だ。その理由は倉の西側の欅により西日の当たるのが防がれているからである。先人の自然を生かした知恵が忍ばれる。また、倉と倉の間に落ちた枯れ葉の山を掃き集めていたが懐かしい風景であった。 |