ブリネー村のサン・テニヤン教会  美しいフレスコ画
 今回の旅は自動車を使わなかったので、この教会に行くのには苦労した。パリからブールジュに行く途中にヴィエルゾンという駅がある。ここでタクシーを拾って約20分でブリネー村に着く。しかし、何と言うことか教会は2006年の3月から補修工事が始まり中に入れないのだ。残念
  このロマネスク教会に行く事になったのは、「ほあぐら」さんのから頂いたご自身の著書「想いはロマネスク」文芸社に刺激されたからである。
  著書を少し紐解いてみよう。
「静まりかえった村のはずれ、深い木々に隠れるようにしてブリネーのサン・テニヤン教会がある。礼拝堂といったほうがぴったりの、小さな美しいたたずまいだ。入口はあたかも私達の来訪を待っていたかのように、ほんの少しだけ開いていた。そこから静かに身廊へと入ったのだが、二人とも思わず息を呑むほどの衝撃ゐ受けた。……………キリストの生涯を主題とした場面が多く、豊かな装飾が荘厳で想像力に満ち溢れた世界を造り出している。中でも、「羊飼いへの告知」や「幼児虐殺」「神殿への奉仕」「エジプト逃避」などが白眉の傑作といえるだろう。」

「ほあぐら」さんからの救助
 上記内容を嘆いたところ、「また見る楽しみができましたね」と慰めていただき、添付の様な写真を提供していただいた。感謝!

▲古い教会にはフレスコ画がひっそりと佇んでいるかのようだ。運転手は気の毒がって他の教会を薦めたが、余りにも期待が大きかった為に意気消沈して、汽車でブールジュに向かった。

                           ▲エジプト逃避

▲当方の三博士