ハンガリー語でポジョニュとよばれるブラチスラバは、中世以来ハンガリーの影響下に発達し、ことに1541〜1784年にはハプスブルク家が支配するハンガリー王国の首都であった。1993年以降、スロバキア共和国の首都で、同国の政治、経済や文化の中心地となっている。城とその下方の旧市街を中心に、バロックやロココ様式の教会など、歴史的建造物が数多くのこっている。 ハプスブルグ家、ハンガリー、チェコ、ソ連から独立したがこの小さな国の未来はあるであろうか。かつて神聖ローマ帝国のようなゆるい形の連邦国が見直されている。