街名 フランスとの国境にある救護院:ロンセスバイエス修道院
特徴 レイレからエバニエッタ峠への道草

サングエッサからプエンテ・ラ・レイナに直接行くのではなく、フランスからピレネーを越えるもう一つの巡礼の道をたどることにした。イエッサを過ぎて暫くすると、大地が割れている!ルンビエル渓谷だ。よく見ると渓谷にはその昔巡礼が通った橋が今は崩れ落ちている。景色を見ながら昼食をしていてふと気が付くと、足元に熟したブドウがたわわに実をつけているではないか!早速甘酸っぱいデザートを楽しんだ。さて、それからは少し先を右折して渓谷に沿って上流に遡った。途中過疎化した美しい村を幾つも見ながらロンセスバイエス修道院に向かった。

ルンビエル渓谷を遡り、ブルゲテ村を通る。美しく静かな村だ。ヘミングウェイならずとも好きになる。今日の宿はここに
すべきであった。並木道を通り抜けたところにロンセスバイエス修道院があった。扉からそっと入るとパイプオルガンが厳粛に奏でられていた。数日後にコンサートがあるとのこと。この先は大木の茂る急坂をぬって行く、その先はイバニェッタ峠だ。ここで中世の巡礼者は霧に巻かれたり、強盗、狼などの苦難が待ち受けていた。もう向こうはフランスだ.

▲修道院をさらに遡るとフランス
 との国境のイバニェッタ峠になる 


▲ルンビエル渓谷

▲修道院の麓のブルゲテ村  ▲巡礼の道しるべ
         ▲修道院の前にある「戦うローラン」の記念碑           ▲ロンセスバイエス修道院