カッパドキア |
自然の歴史 この奇妙な地形は今から約6000面年前にエルジャス山(3917m)、ハサンダー山(3263m)の噴火により溶岩が噴出したり、火山礫、火山灰が降ったりして積層した。この堆積物は時とともに岩石になっていった。 その後雨が降り、台地に裂け目が出来岩を浸食した。このとき溶岩から出来た硬い玄武岩(上層)と火山灰から出来た柔らかい凝灰岩とでは浸食の度合いが違うため、キノコ型の造形になった。 人間の歴史 人類が住み着いたのは紀元前約2000年ほど前の用であるが常時住み着くには食料を得にくいため、さほどの人間は定住しなかったのではないか。しかし3世紀半ばになるとキリスト教に対するローマ帝政の迫害が激しくなると、この様な防衛上都合の良い土地にキリスト者が住み着き洞窟教会を作った。その後キリスト教が公認されてからは修道士が隠遁生活を始めた。9世紀頃のビザンチン時代には聖像破壊運動があったので、それより古い宗教画はほとんど残っていない。我々が現在目にすることが出来るのは10世紀以降のものだ。一方13,14世紀になるとイスラム教がアナトリア地方に席巻してくると洞窟教会を中心としてキリスト者は約6万人に達したそうだ。 |
▲お土産屋よりも洞窟教会を調べたい |
▲カッパドキア |
▲ウチヒサール村 |
▲ギヨレメ野外博物館の洞窟教会(地球旅行No52・小学館) ▲洞窟教会 |
▲地下都市 カイマルクの地下都市 キリスト者が住んだ8層よりなる |