ヒエラポリスとパムッカレ
  ヒエラポリスは紀元前2世紀後半ペルガモン王国のエウメネス2世が建設したと言われている。名前の由来はこの王国の始祖テレフォスの后ヒエラによるとされている。その後ローマ人が支配したときにはギリシャ語の「ヒエロス」が神聖を表すことから彼らは「聖なる都市」と呼んだ。
 パムッカレはパムク(綿)とカレ(城)による。この石灰棚は風出する温泉に炭酸カルシュウムが含まれていてそれが徐々に積層して出来た。ここはかっては石灰棚の浴槽で絶景の露天風呂をローマ人のように楽しむことが出来たが、現在は絵葉書を楽しむだけだ。但し古代遺跡の石柱が沈んでいる露天風呂は「パムッカレ・モーテル」で楽しむことが出来るそうだ。蛇足ながら記すと、私は日本の露天風呂は現在126湯入浴し、現在ホームページを作成中である。このトルコ紀行のときも当然トライしたが、何しろ団体でのツアーだったため、タクシーの手配が出来ず涙をのんだ。
 ローマ時代の墓

ローマ時代のバシリカ

▲現在石灰棚は見るだけ(はだしで歩くので厚めの靴下が便利)   ▲羊を追う羊飼い

▲現在石灰棚には温泉を通していない。何でもホテルからの汚水でこの自然遺産を破壊してしまったとか

▲かつてはこの様に夢のような世界が展開していた。(週刊地球旅行No52 講談社による)

▲古代遺跡露天風呂は現在なら入浴できそう(現地パンフレットより)