不動石の系譜
時代ごとの不動信仰
@平安時代    :滝そのものが不動を表す
A鎌倉・室町時代:禅宗における龍門瀑と観音、不動が一体となった構成
B桃山時代    :本法寺は本阿弥光悦の特殊例かもしれないが、滝の両側の立石は不動、観音を現すと同時に宗祖日蓮聖人と本寺開山の日親上人を表わしたか。

▲法金剛院  平安時代は滝そのものが不動尊を表わした

▲大徳寺・本坊   鎌倉時代からは龍門瀑の一部に出現。左側が不動石、右側は観音石

▲大徳寺・大仙院  左側は不動石、右側は観音石

▲酬恩庵  左手前の黒い石

▲修学院離宮  中の茶屋、楽只軒前

▲本法寺   右側の立石が不動石、左側は観音石   当寺は日蓮宗なので右側が日蓮上人、左が開山の日親上人を表わしているのだろうか。

▲青岸寺  写真中央の立石。この石の左側から枯滝が流れ出す。上は阿弥陀三尊像