宝積院 
滋賀県大津市坂本本町 普段は非公開
沿革
  比叡山里坊の一つである。この庭が出来たのは中興の祖といわれる行海大僧正時代の元禄時代といわれている。
庭園
  ここの庭の特徴を列記すると
@非常に丁寧に作られていて、坂本随一の庭
A鶴亀がしっかりしている(位置関係は普通とは反対)
B滝は枯滝と生得の滝の二つもある
C三橋式の橋がある
D三角形の手水鉢が珍しい

▲全景  手前の空間が庭園の開放感を演出する

▲手前の巨石は2.5m×2.1mの礼拝石、右側の島は亀島、奥には滝岩組み

▲石といから落ちる「行の滝」

▲亀島  松の後ろに見える立石は羽石  この庭の鶴亀は左右が反対にある

▲中央には巨石による枯滝画あるが、このような構成は米原にある青岸寺に似ている 

▲池の右側には三橋があり、橋添え石も手前は巨大で、築山にあるのは鋭角な形
 
▲三角の手水鉢は珍しい                           ▲普段は潜り戸から入る