城南宮
京都市伏見区中島鳥羽離宮町7  電話:075−623−0846
沿革
  当地は桂川と加茂川の合流地で淀川を通じて都と西国を結ぶ交通の要所であった。ここに白川上皇が城南離宮を営まれると上皇の臨幸が相次いだ。
庭園
  作者は京都を中心とした数々の庭園を修復した中根金作氏である。氏は庭園が今日のように注目をされていない時代から京都市の技師として荒廃した庭園の修復に努めた。よってこの広大な庭は各時代を代表する見所があちらこちらに垣間見ることができる。

▲城南宮

▲はじめに見える巨石群は圧巻

▲「平安の庭」と称されている  入り組んだ護岸石と岩島  中央の立石が効いている

▲島の端に出島、松の後ろにある巨石が変化を持たせている  上記と同じ「平安の庭」

▲有名な曲水の宴が催される  杯が来るまでに和歌を短冊にしたためれば酒をいただくことができる。上流に位置している上級者が意図的にパスをする場合を「お流れ頂戴」という

▲室町の庭(茶室の前)  鳥居手前には三尊石、中央の中島は蓬莱島

▲滝  金閣寺の滝のようでもあるし、手前の岩島は天竜寺のそれのようでもある

▲手前の意匠は桂離宮、奥の橋は銀閣寺に似ている

▲茶室の「楽水軒」より桃山時代を思わせる巨大な石とソテツがある

▲出口付近にある名石のオンパレード