海岸寺 |
山梨県北杜市 電話:0551-46-2017 |
奥深い山の中に、なぜ寺を建てたのだろうか。古においては修験者の道場であったのだろうか。現在は妙心寺派(東海庵)に属している。さて、庭園であるが現時点では荒廃しているため、その美しさが分かりにくい。しかし頭の中で雑草を取り除き、崩れた石を元に戻してみると、剛毅な庭がよみがえってくる。 庭の様式は甲州の伝統とも言える次のような構成をしている。 @山畔を利用して石を組んでいる A巨石がふんだんにある(山中のため) B手前がわに横長の池がある C池には滝がある(本来は生得の滝であろう) 拝観当日は住職の熱の帯びたお話をお伺いできて、楽しいひと時であった。 |
▲山門を潜ると杉の大木と山門方の鐘楼が迎えてくれる |
▲正面からの全景 山畔上部にまで石が組まれている 左端の巨石は現在横転しているが、数年前までは上部が水平面の状態であった.寺では坐禅石と称している。 |
▲左側面より 奥の書院は比較的新しく建てられたもの。以前はそこまで庭園であったと思われる |
▲右側側面より |
▲滝組 |
▲滝の側面より |
▲庭園上部の巨石群 |
▲庭園上部右の巨石 ▲最上部の巨石 |
▲書院建設時に撤去した巨石 ▲同左 富士山型の名石 |
▲横転した坐禅石 ▲落雪によって破壊した石橋 |
▲付近から見た八ヶ岳 |
▲この寺の石仏群(100体)は、いろいろの表情をして穏やかである。アマチュアのカメラマンを楽しませてくれる |