臨川寺
京都市嵐山   現在は非公開
この図は拾遺都名所図会に書かれているもの。大井川沿いに山門があり、真っ直ぐに行くと中門に至る。その奥には本堂がある。ここまでの描写は現在の臨川寺と同じである。違うところは絵図で示されている、池泉と築山、岩組みがないこと、また本堂前の四角な池である。この図が描かれた江戸時代には、夢窓国師の晩年の蘭若である場(庭園)が残っていた事になる。
  私は平成17年8月5日にここを拝観させていただいた。栂宗務総長の特別な計らいでご案内を頂いた。

▲「拾遺都名所絵図」による臨川寺全景

▲「拾遺都名所絵図」による臨川寺の庭園部分を拡大(池部分は私が彩色した)
写真は著作権上記載できないが「日本庭園を行く」No28巻 「夢窓国師の庭」 P24 小学館        に私が撮影許可された写真が記載されている
▲夢窓国師の墓は開山堂の床下にある(蓮華石とも言われる)