バッド・ワイルドバッドの黒い森
  この地方は温泉で有名だ。ホテルにも大浴場があるが、驚いたことにそこから出てきて、スッポンのまま皆さん寝椅子で寛いでいる。日本ならばタオルの一枚もかけているところだ。
  黒い森(シュバルツバルト)はあまりにも有名なのだが、行ってみると、ここの場合のように急峻な山の上には巨木が生い茂っているが、平野部や、丘のような低い山は多くが開墾されて麦畑になっている。広大な土地があるドイツにしてどんどん木を伐採してしまっている。最近のライン川など従来なかった大洪水が発生しているが、集中豪雨ばかりでなく、上流の森林による防水効果が失われているからではないだろうか。この森はライン川、ドナウ川の源流である、今後環境問題を考える上でも重要なポイントになるであろう。
  なおヨーロッパの川は島国の川と違って勾配がほとんどないため、一度洪水になれば水が引くまでは大変である。
  ライン川でも最近は洪水が多いようであるがライン川の堤防をコンクリートで高している様子が見られないのはなぜだろうか。

▲街を流れる川に面した家並み

▲バット・ワイルドバットの街からケーブルが出ている。これに乗って森林浴をする。

▲家族づれ

▲ほとんどまっすぐに30mくらいの高さがある

▲猛烈なスピードで走り降りてくる、ジャンプあり、カーブありだ。見ているだけでもスリルがある

▲モトクロス用のリフト。背後には黒い森が見える
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