エーベルバッハ修道院
  1116年と1131年にベネディクト教団が入植し、その後1136年にはシトー派修道僧が移ってきた。彼らは厳しい戒律に従い「祈りかつ働け」を信条とした。
  現在でも美しい環境に囲まれて質素な修道院が佇んでいる。ライン川から少し丘を登ったところにある。ドイツ人の観光客が多くいたが、こちらでも「清貧の思想」が見直されているのだろう。

▲バシリカ式聖堂外観

▲ロマネスク様式で非常にすっきりしている。これがロマネスクの魅力だ 
 天井は横断アーチがあるもののボールト構造はほんの僅かな兆候が見られるのみである。窓は小さく柱は厚い壁のようでもある。やがて柱は壁状の形から円柱状になり柱頭(キャピタル)には怪獣などの彫刻がなされるようになる。

▲身廊

▲側廊

▲横断アーチは半円形で尖塔方ではない。

▲回廊

▲スケッチ中

▲修道院においては回廊は瞑想の場所としてもっとも重要な場所である。ちょうど貴族の雰囲気のある親子がゆっくりと思索しながら歩いていた。

▲寝室

▲チャプター

▲チャプターより回廊を望む

▲ワイン搾り機
  この巨大なワイン搾り機を見た後に、マインツのグーテンベルク博物館に行った。驚いたことにグーテンベルクの印刷機もほとんど同じではないか。

▲修道院から徒歩10分くらいのワインセラーより  ライン川に沿って街並みがある

▲エルトヴィレのライン下りの駅にて   「メニュー、メニュー!」
  ライン川右岸のエルトヴィレ駅(各駅停車の線)からバス、タクシーが出ているが、帰りはブドウ畑を歩いて行くのが楽しそう、ただし駅で地図を求めること)。なおライン川にはライン遊覧船の乗船場があり、私はここからマインツまで乗船した。
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