人種の坩堝シシリー王国:パレルモのドゥオーモ
  シシリー島は今はマフィアの巣窟のように言われ、イタリアの南北問題の象徴だ。しかし歴史的にみれば紀元前10世紀くらいからギリシャの殖民都市になり、カルタゴによる破壊を受け。その後ローマ、ビザンチン、イスラム、ノルマン、ドイツ、フランス、スペインありとあらゆる国家の支配を受けた。しかし彼らはそれぞれの文化を残したので、ここにはそれらが複雑に融合した文化がある。
  ドゥオーモはノルマン人のグリエルモニ王が12世紀にベネディクト修道院として作った。これはノルマンとアラブの様式が融合している。この街は海産物が多く我々も安心して旅が出来る。私はここでカラスミをお土産として買った。

▲モンレアーレのドォーモのモザイクは特に有名であるが、あいにくのシエスタで拝観出来なかった

▲回廊は繊細華麗とも言うべきか、イスラムの香りがする

▲夕暮れのパレルモ港

▲パレルモの交差点はさながらバロック様式建築の展示場だ

▲モンレアーレ前でトマトを買って食べたが、野生の味がして今迄で一番うまかった
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