パルマ パルマ大聖堂
特徴 ゴジック様式で世界でもっとも進化した構造

▲現代建築と見紛う                                    ▲レモンの木陰で昼食
パルマ大聖堂(マジョルカ島)
今回の旅は主としてサンチャゴ巡礼路のロマネスク様式の教会を訪ねることにある。しかし、マジョルカ島にあるゴシック様式の大聖堂は是非見ておきたかった。この大聖堂は、まさに近代建築を思わせるスラリとした柱による大空間がある。ゴシック時代の聖堂は上へ上へと伸びていった。その最高のものは、フランスのボーヴェ、ランス、アミアン、ドイツのケルン大聖堂だ。しかし高くなるにつれ柱も太くなってしまう。が、このパルマではスリムな柱で大空間を完成した。またステンドグラスも美しい。

教会名

年代(年)

高さ (m)

太さ (m)

高さ/太さ比

ブルージュ

1195

14.9

1.6

9.3

アミアン

1220

12.5

1.5

8.3

ボーウェ

1225

14.6

1.5

9.7

ケルン

1248

11.9

1.6

9.2

パルマ

1357

22.0

1.3

13.8



▲フライングバットレスで大きな窓の壁を支える

▲パルマ大聖堂は天井が高く、柱が細く最も進化したゴシック様式の建築
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昼食は住宅街の細い路地にあった。いかにもスペインらしくパティオにはオレンジが実っていた。その木陰でのスペインの味を感じた。