街名 サント・ドミンゴ・デ・シロス修道院
特徴 ヨーロッパ中で最も有名なロマネスク様式の回廊

▲キリストの復活                ▲トマの不信(西北の隅)

キリストの復活
下段:ローマ兵7人が寝ている間にキリストが復活
上段:キリストの亡骸を基に収めるアリマテアのヨセフとニコデモがいる。上部にはマグダラのマリアと他の二人の聖女が墓を訪れている。一方斜めに走る石棺の蓋の上に坐った天使は、既にキリストは復活したことを告げている。
トマの不信
 半円アーチの下にキリストと12人の使徒がいる。左端にいる聖トマが一段と大きく描かれているキリストの脇腹に指を差し入れている。なお、この話は聖トマがキリストの復活した時に居合わせなかったので、復活を信じなかった。ところが8日後に聖トマの前に復活して「・・手を伸ばして私の脇に差し入れて見なさい。信じない物にならないで、信じる物にな

美しい陰影

各アトリエの特徴
第一のアトリエ:独創性に富む、彫りは平面的
第二のアトリエ:形態は型にはまる、彫りは浮き彫り的
第三のアトリエ:ゴシック的、彫りは煩雑
回廊彫刻の各アトリエ作成部分
アトリエNo

角柱のテーマ

柱の形・冠板装飾

第一
(11世紀後半)

東南:キリスト昇天・聖霊降臨東北:キリスト降下・復活
西北:トマの不信・エマウスの巡礼

東    エンタス北    柱離れる西1部   組紐模様

第二
(12世紀初め)

西1部   円筒形
北    柱間小      唐草模様

第三
(12世紀)

西南:受胎告知
    エッサイの樹


    

▲第一のアトリエによる「キリストの復活」(東北の隅)

丘の上から村を望む


第一のアトリエの柱はエンタシス 


▲第二のアトエリエによる柱
 待ちに待った修道院の拝観がすみ、緊張した気分をほぐすために、滾滾と湧き出る泉の横を通って木陰で喉を潤した。しばらくすると、三世代にわたる大家族が来た。1才位のベビーを中心として和やかな会話が延々と続く。その様を妻が趣味のスケッチをし始めた。子供達は見ないように見ていた。今日は教会の前のホテルで泊まるので、夕暮れまで小さな村の路地から路地を巡っていた。すると先ほどの家族とバッタリと出合った。ファミリーは多分「さっき絵を描いていたが、見せてください」と、言ったと思う。それではと言うことで、拙いスケッチをお見せした。私はその様子を撮影。住所にはブルゴスと書いてあった。家族との出会いや私の作った巡礼のカレンダーは着いたかな。
 
   日曜日の家族                      
この修道院の参観は9月は午後4時から6時までであった。訪れる場合はよく確認をする必要がある。宿泊は是非この町に泊まって、教会を両方の丘から朝な夕なに眺めたり、路地を巡ったりして寛ぎたい。ホテルは教会の横にありこじんまりとしているが雰囲気のあるサント・ドミンゴ・デ・シロスが良かった。

▲  村の居酒屋
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