赤田家　長浜市太田町
　当庭の特徴は穏やかであり、考えさせられる庭。
①間口の割には奥行きが深い。②石組は局所に偏ることなく全体的に配布されている。
③手前右側から左奥に向かって遠近感を醸し出すような地割であり、視線は自然に左奥に誘導される。
④安直な造形である石橋が無いため、具象的な世界を彷彿させず、抽象的な造形を感じることが出来る。
⑤右端にある滝は控えめな造形で、自然の一景観にすぎない（一般的には目立つような造形にする）。

書院から見た全景　
池中の左側が亀島で、画面右側の出島がつつじ間を象徴。右端にはひっそりと生得の滝が落ちる。
斜めに横切る視線の奥には、三尊式の枯滝があり奥行きを感じさせる。

庭園の左側を拡大

上記写真の右側手前から撮影
左奥にある枯滝を拡大

赤田家紋　
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