円徳院  これぞ桃山時代・絢爛豪華  枯山水
京都市東山区下河原町530  電話:075−525−0101
 高台寺付近にあるこの庭はねねの居館である。石組は桃山時代の絢爛豪華さを表していて、二条城、名古屋城二の丸や千秋閣に類似している。しかし、繰り返される三尊石組がパターン化の傾向にあり、枯滝石組は中心となる要が不明のためか求心力が失われ、何か拡散した印象を受ける。その訳は桃山時代になると神聖たるべき蓬莱島へ橋が架けられるようになる。その背景としては既に天下人となった武将は蓬莱島を理想の島とは考えなくなってきているためである。庭好きの秀吉が伏見城で楽しんだ様がよく分かる一品。

▲石橋と枯滝  ものすごい迫力  鶴島から亀島への橋は実に豪快  亀の頭も尾もピンと立っている
  バラけた感じの滝はこの時代の特徴だそうだ

▲鶴島、亀島、枯滝、須弥山岩組、三尊岩組と全て揃った庭

▲安土桃山時代の絢爛豪華な庭

▲豪華な護岸・橋・枯滝石組み

▲鶴島・亀島に架かる橋

▲亀島に架かる分厚い橋はこの時代の特徴

▲鶴島に架かる橋は本来の姿であろうか疑問だ

▲亀島の頭と尾は元気に立っている

▲亀島には切石橋と豪快な分厚い石橋が架かっている。後ろの須弥山石組もバラけて見える

▲向かって右側のバラけた石

▲山畔の三尊石
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鶴島