慶沢園
大阪市天王寺  
@慶沢園(大阪市立美術館)
  元住友家の庭園である。設計は木津聿斎(いっさい)により、小川治兵衛が施工し明治41年に着工し大正7年に完成した。広大な敷地内の山を利用し巨大な滝を掛け、池の中には多くの島を配し巨岩、奇岩が目を楽しませてくれる。特に滝は流石に住友財閥のもので、その巨大さと豪快さの迫力は人工のものとは思われない。
A現代日本庭園の滝と流れ(天王寺公園)
  天王寺公園内には直方体の石のみによる現代庭園がある。滝は三段に組まれ、川はS字状に流れ、飛び石、橋が配されている。市民の憩いの場所に日本庭園の復活が図られている。
B噴水(天王寺公園)
  公園の中央には巨大な角柱状の噴水が林立している。時折霧のカーテンが現れ変化を持たせている。天王寺界隈のビルとも馴染んでおり広義のの日本庭園と解釈した。この噴水は六甲アイランドを思い起こす。

▲美術館側からの景  大きな島には巨大な奇岩がひしめいている

▲向かって右側には東屋が見える

▲向かって左側の島を望む  この景色は京都御所を思い起こさせる。

▲上記島の拡大図

▲山裾より上記島を望む
 

▲豪快極まりない日本一の滝(高さは約5m位)

▲沢の石も自然のようで、実在の沢をそのまま持ち込んだかのリアルさだ

▲滝前の沢渡り

▲滝付近にある休憩所

▲舟石

▲島の背後には市立美術館が聳える。島に行くには小さな島の前後に沢渡りがある

▲東屋より出島、沢渡り、龍頭石、龍尾石を望む

▲巨大な龍頭石
と龍尾石

▲東屋より蓬莱山を望む  写真左側の富士山形の石は二条城二の丸庭園のようだ

▲自然の中に白い切り石を入れアクセントを付けている

▲現代日本庭園  直方体の切り石のみによる滝

▲滝から落ちてきた水は一度プールされやがて流れとなる

▲公園の中に流れのある風景は忘れかけている日本の原風景を思わせる

▲流れはやがて円状の池の吸い込まれる

▲公園中央にある巨大な角柱状の噴水

▲上記噴水の周りから霧が噴霧される

▲公園に遊ぶ