岡本家  日本一の舟石の庭  「仙海庭」  重森三玲:昭和32年(61歳)
愛媛県西条市氷見  非公開
秀逸な舟石
青石の洲浜模様の原点
林立する青石群
イサム・ノグチ氏の訪問

鋭利な舟石は他に類のない個性的なデザインである

大仙院(室町時代)の舟石

西山家(重森作・S15)

地元の青石をふんだんに使っている。特別な巨石でないところが奥ゆかしいというか、重森の初期の作品の特徴である。

自由な発想で青石群が林立している

洲浜に石を使ったもっとも初期の作品である。地元で青石が産出するからこそであろう。
石による洲浜の意匠は後世の重森の洲浜からで自前の発展の元である。

小林家(重森作・S46)では石による立体的な
出島に発展する

松尾大社(重森作・S50)では石による立体的出島のデザインがその極致に達する

▲イサム・ノグチの岡本家訪問、岡本家「仙海庭」(越智信男氏提供)

▲作庭直後の写真(岡本家提供)
 低い塀であるが、自然の素材を使った作品が、自然界との繋がりを断ち切ったところに、芸術としての作品に昇華できることが解る。

▲苔・白砂・青石の枯山水(背後の煙突は石鎚酒造・越智家ー越智信男氏提供)

岡本家へのアプローチは大変贅沢な敷石が意匠されている
当地の保国寺にこのデザインの原点があったのではないかと推察する。

保国寺                             雨落石

雨落石局部                          保国寺付近の民家の石垣

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