六義園  大名庭園の代表(和歌にちなんだテーマのある庭、権威を背景に奇岩の多い庭)
東京都文京区本駒込6−16−3  電話:03−3941−2222
沿革
  1702年川越城主の柳沢吉保が五代将軍綱吉の御側用人になり権力の絶頂にあった時期に作られた。
そのため、各大名が密かに巨石、奇岩を運び込んだ。87,809uという広大な場所に全国の和歌の名所にちなんだ景勝地88箇所が再現された。明治時代には三菱の創業者岩崎弥太郎の別邸になり、昭和13年に東京都に寄贈された。
庭園
  大名庭園の代表との言うべき庭。平安、鎌倉、室町時代の天皇、将軍、戦国武将に比べると圧倒的な広さである。江戸時代の重臣はかくも権力を持つのだろうか。しかしこの庭にはテーマがあり珍しい庭だ。全国のあらゆる名所を取り込んだ公園とも言うべき庭。広い敷地に鬱蒼とした林があり散策には適している。なお、江戸には大名屋敷が何千とあり江戸の面積の60%も占めていた。そのため他の都市に比べ公園などが大変多い。

▲心泉亭

▲中島にある船宿と妹背山

陰陽石のオンパレード

▲妹山・背山と陽石  至る所に陰石、陽石がある。右端にある陽石は中心的なもの

▲陰陽のオンパレード  大名は子孫が出来ないとお家断絶のため、陰陽がテーマになる

▲出汐の湊  豪快な石

▲玉藻の磯

▲作薬信仰の原点

▲反対側からの洞窟                    ▲渤海湾の蜃気楼から洞窟での作薬神話が

▲滝見の茶屋から三尊石組(奥)、滝、ワニのような奇岩(手前)

三尊石組、水分石水分石

▲水分石 水落石一石で流れを三筋にする珍しい石

▲滝見茶屋の前にある奇岩で霊石としか言いようがない

▲滝から落ちる水はいったん池にたまり、この石の溝を通り池泉に注ぐ(奇岩)

▲上記陰石から落ちる滝と向かい合う陽石

▲千鳥橋と鬱蒼とした森

▲滝見茶屋付近の紅葉

▲吟花亭跡付近の紅葉

▲つつじ茶屋

▲明治時代につつじの古木を用いて作られた。もみじの奥は山陰橋

▲藤代峠からの景

▲渡月橋  3m余の自然の御影石を2枚用いた豪華な橋、橋脚も豪華

▲中島への田鶴橋
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