林昌寺「法林の庭」 現代(重森三玲) 池泉・大刈込 |
泉南市信達岡中 電話:0724-83-2705 阪和自動車道阪南ICより約1.5km |
沿革 行基が開創したと言われる泉南の古刹である。平安後期、堀川天皇が当山に行幸され、山つつじが見事であるとして山号を躑躅山と改めた。しかし天象年間織田信長の兵火に遭い、堂搭すべて灰燼に帰した。現在の建物は江戸中期。 庭園 現代日本庭園第一人者重森三玲の作。従来よりあった防火用水の池と当山の名物である躑躅を利用して作庭された。「法林の庭」とあるように極楽浄土の庭である。石は当地の青石をふんだんに使用している。しかし、よく見るとその石はほとんど扁平である。その理由は現代のように重機を使用していない時代に、巨石をこのような傾斜地に組む事は大変な作業であった。そこで大きな割には、軽い石と言うと扁平な石になる。そのために全体の雰囲気がやさしい感じになり、極楽の穏やかな雰囲気になっている。また躑躅の大刈り込みが青海波模様にデザイン化され動きのある庭になっている。 |
▲極楽とも言える全景 |
▲躑躅山の名に恥じぬ |
▲青海波模様の躑躅と巨石が傾斜地に組まれている |
▲階段を上り振り向くと関空などが見える |
▲三門 躑躅山 林昌寺 |
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