仙洞御所  江戸時代 池泉回遊式
京都市上京区京都御苑内  電話:075−211−1215(事前申込)
  1629年に後永尾(ごみずのお)天皇が突然退位した。当初急ごしらえの二条城へ移られたが、その翌年仙洞御所が完成し移られた。1633年から小堀遠州などにより庭が作られた。しかしその後7回の火事にあった。庭園が今日のようになったのは1744年からの改造によってである。
 わずかに残った小堀遠州の作風は出島と護岸であるが、斬新なデザインであることが解る。
 以下の写真は巡回経路に即した。

阿古瀬淵の石組は円徳院のそれに似ている

六枚橋の傍らに水が落ちているが、この石組は桂離宮の「鼓の滝」付近に似ている

六枚橋


もみじ橋

▲石浜は緩やかな傾斜になっていて穏やかな広がりを見せる(八ッ橋手前より)

雄滝近くの出島の造形

S字型の護岸

出島と雄滝

雄滝

小堀遠州の大胆なデザインの出島

出島と土佐橋

▲雄滝
(写真左側)

▲出島の雄滝付近の豪華な石組み

▲遠州らしさが残っている豪華な石組み

▲葭島(あしじま)と東岸の石浜  石は護岸用に置いただけ、という感じがする

冬枯れの洲浜風景

石浜に影を落とす


▲美しい石浜  奥に見える石橋は明治28年に平安遷都1100年を記念して作られたもの

▲広大な石浜を作るにあたって、京都所司代であった小田原藩主大久保忠真が寄進した。この石は
「一升石」と呼ばれるのは、米一升と石一個と交換したから。色、形、大きさが吟味されている。

▲京都御苑  御苑内はジョギング、散歩と日本一の公園だ
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