和歌山城西の丸庭園  山畔を活かした豪華な滝が三つもある
和歌山市7-23  電話:073-435-1044

沿革
 虎伏山(とらふすやま)に白亜の天守閣がそびえ、御三家の威容にふさわしい風格を醸し出す。
和歌山城は、天正13年(1585)に紀州を平定した豊臣秀吉が弟の秀長に築城させたのが始まり。その築城を担当したのが、藤堂高虎(とうどうたかとら)で、本丸・一の丸を造ったた。まず、秀長の城代として桑山重晴(くわやましげはる)が入り、慶長5年(1600)には、関ヶ原の戦いで功をたてた浅野幸長(あさのよしなが)が入城。そして、元和5年(1619)には徳川家康の第10子・頼宣(よりのぶ)が入城し、紀州555千石の城となり、以来、水戸・尾張と並び、徳川御三家のひとつとして、長い歴史を刻んだ。
和歌山城の石垣には、紀州特産の青石(緑泥片岩)が贅沢に使われている。
庭園
 山すそを利用した立体的な構成。豪華な滝が三つある。池は上下に段になっている。江戸時代の初期に作られたため、武士の質実剛健な部分を表していて素直に観賞できる。このような名園が何気なくあるのは、庭園観賞の贅沢である。
 上田宗箇の傑作である。


▲圧巻の西の滝(山に向かって右側の滝
)  

植栽が整理されて名瀑の一つになった

▲中の滝  丘の頂から池まで20m近い落差の滝は豪快だ

これだけ長大な滝の景色は何処にもない圧巻の滝だ

▲中の滝の最上部  角張った石で迫力がある

上記石橋を下流から見る

東の滝から「上の池」に落ちる滝と護岸  紀伊の青石をふんだんに使った最高の景観

▲最大の舟石と豪華な護岸

豪華な護岸

上記滝組のアップ

東の滝

▲中央部より堀を望む(奥に石垣が見える)

右端の巨石は亀頭石

「鳶魚閣」より護岸を望む

▲内堀にある「鳶魚閣」

萱門を入ると富士山型の蓬莱山が目を引く
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