瑞光寺  池泉観賞式  江戸時代中期
兵庫県多可郡中町門前  電話:0795-32-0604
年賦によれば1332年に夢窓国師が創建した、となっている。しかしこの時は恵林寺を創建中なので地理的に無理である。この寺には国師の頂相があるので、相当の係わり合いがあるはずである。そこで考えられるのは門弟の知友の勧請ではないのだろうか、と言われている。また川瀬一馬氏の説は1318年に執権北条高時の母覚海夫人から逃れるために、国師が京都から土佐に逃避するとき、丹波から加古川を経由して門弟のために、寺を創建した、としている。
  尚現在寺のある場所は、当初の位置と異なっているが、それは1575年に背後の城が落ちたとき、類焼している。現在は木が生い茂っていて近寄る事が出来ない(20分くらいの距離であるが)。その後1735年に池田氏一族により現在地に再建された.庭園はその頃のもの。

▲三門

▲山裾を背にした立体的な庭園。

▲徳に特徴的な亀頭石

▲亀頭石の左側には滝がある(現在は涸れているが)。

▲池の右側には洞窟が作られている

▲山側から見た庭と寺

▲加古川にある闘龍灘

▲将に龍門瀑だ
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