街名 ウエスカ
特徴 完全な形のクリスムが三つもある

サラゴサでレンタカーを借りてから最初のロマネスク教会だ。サラゴサからはN330-E7で約70Km北上するとウエスカだ。街に入ってからが問題だ。丘の上にある旧市街は迷路のように入り組んでいる。偶然にカシドラルのあるインフォーメーションを見つけ、そこで尋ねてようやくサン・ペドロ・エル・ヴィエホ教会にたどり着くことが出来た。

目的のクリスムは三つもあるらしいが、シエスタのため外から見ることが可能な二つだけを見ることが出来た。
詳しくはここ※クリスムの意味

それは天使が恭しく支えていて何か清純な感じがした。まだキリスト像が人間の像として彫刻されない時代の名残なのだ。このような彫刻はこのアラゴン地方のに多くあり、その変遷については12ページに記した。

ウエスカからハカへ向かって約30Km行くと、峠になるが、そこには雄大なパノラマが展開する。足元から緑の大地が一気に掘り下げられ遥かかなたに屏風のようにピレネー山脈が立っている。ここには人工物が一切無く、あるのは手つかずの自然のみだ。ウエスカからの初めての左ハンドルで緊張した気分が一度に解けた。


▲教会入り口

▲モンレポス峠(1262m)からピレネー山脈を望む
           
        ▲イエスを象徴するクリスムを天使が恭しく持つ。