重森三玲旧宅・無字庵  日本庭園ルネッサンスの原点
芸術に昇華した日本庭園 
  師は作庭のバイブルと言われる作庭記をもじって「新作庭記」を記しているが、その中で概ね次のようなことを述べられている。
 人はなぜ庭園を必要としたかの原点から考察した。即ち古代人においては自然は絶対的なもので言わば神であった。ところが仏教の伝来により、人間は仏教の神により従来の自然の神から解放されることになった。日本庭園が大自然の再現だとすると人間は従来の自然神を否定することにより、新たに人間の神を創造することになる。もちろん自然の再現と言っても、大自然をそのまま縮小コピー出来るわけもなく、しても意味がない。そこで意味のある形を再現するためにはどのようにしたらよいのか。そのためには自然の中の急所を作者の心を通じて抽出することである。言わば意訳することが必要なのである。
 従って現代においては現代語でもって自然を意訳することで、価値ある庭園が誕生することになる。 
詳しくは 
 重森三玲・日本庭園を世界言語に
京都市左京区吉田  電話:075-761-8776 予約制 重森三玲の旧宅書院・庭園重森三玲庭園美術館

▲ようこそ「重森三玲庭園美術館」へ

▲高鳴る気持ちを抑えて

▲書院(寛政元年頃-1789)からの眺め

▲やや拡大

▲手前左:船石、手前右側の石:遥拝石と三尊石、左奥:亀島、左より奥:鶴島、右奥(松の陰)出船

▲昭和7年京都林泉協会設立

▲3月下旬の枝垂桜

▲夕暮れの柔らかな光(左奥が亀島、右奥が鶴島)

▲怪物のような船石

▲鶴島と亀島

▲書院廊下と洲浜模様

▲洲浜

▲茶室 好刻庵から

▲好刻庵・襖のデザイン

▲水屋のデザイン 欄干は修学院離宮中の茶屋、上部曲線の格子は禅寺からヒント

▲水屋と坪庭(七五三)

▲吉田神社内にある重森の作品
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