カルナックの巨石遺跡

巨石遺跡の分類、およびカルナックとロクマリアケル遺跡の概要
  
1.巨石の分類      
 @ドルメン
(巨石墓)
  Aメンヒル(単一の立石)
  Bメンヒル群(立石群) 
    a.ストーンサークル(環状列石)………イギリスのストーンヘンジ
    b.アリニュマン(直線状列石)………フランスのカルナック

2.カルナックのアリニュマンの構成

地名 メネック ケルマリオ ケルレスカン 全体
列の数 11列 10列 13列 (幅約100m)
列の長さ 1167m 約3000m
石の数 1099石 1027石 598石 2726石
(他の群を入れると4,300石)

3.カルナックとロクマリアケル(カルナックの東約15km)   
 ・カルナックは主としてアリニュマン

 ・ロクマリアケルはドルメンが240

備考)
 この巨大な遺跡は誰が作ったのだろうか。私は今までケルト人であると妄信していた。ここで訂正したいのですが、従来よりこの手の話は、イギリスのストーンサークルも含めてケルト人であると書かれている。イギリスの場合はケルト人がブリタニカに渡るのが紀元前7世紀以降なので、ストーンサークルが紀元前2000年くらい前であるとすると、つじつまが合わないことになる(現在はイベリア人説が有力だそうだ)。フランスのカルナックはケルト人がブルターニュに来たのが何時なのかが分からないが、本拠地がスイスの北の方なので、紀元前2000年に、わざわざ地のはてになるブルターニュには行かなかったと思われる。ただ誤解されやすい状況としては、ケルト人がローマ人やゲルマン人に追われて、最後の拠りどころが、フランスの西部、イギリスの西部、北部の巨石遺跡の多い地域とラップしている。参照エジンバラの地図


▲はてしなく続くアリニュマン(直線状列石)
アルニュマンはまさに野超え山超えだ。これを見たかったのだ、誰が、何のため?たぶん定説がないのでは



▲ケルマリオ地区の西側には特に巨石(5mくらい)が多い

▲ドルメン このカルナックと近くのロクマリアケルに300基近くあるようだ。馬子の石舞台と同じ

▲聖域
 この村の集会はこの石に座って行うそうだ、衆目の中中央を歩く儀式には心臓が高鳴る、とシャイな顔の
運転手は言う。カルナックには鎌倉規模の白浜があるリゾート地だ、ホテル・プランクトンのカキと魚のスープは旨かったなー
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